メタルコア・DJENTなど、ラウドなシーンで、
若手ながら期待の新星として名の上がるPALEDUSK、
そんな彼らの楽曲、「Our Ways」をレビューします!
実はこの曲で彼らを初めて知りました。
また、ぼくの(あくまで)対訳も載せました!
1:ざっと歌詞の対訳
Don’t look away.
引用元:PALEDUSK「War Declaration」歌詞カード(以下表示が変わるまで同様)
▷こっちを向くんだ。
Dawn is going to break. We begin to dig up a new grave.
It is likely to rain. Time is pressing very moment.
Lies will have been in vain.
Haters are running its course toward collapse.
Mark the wards. This is the war. And this is Our declaration.
▷夜明けが近づいている。また誰かが息を引き取っていく…
空は曇っている。雨が降ればまたその“誰か”が忘れ去られるだろう。
嘘で歴史を塗り固めても同じことの繰り返しだって。
「それでも」と言って走り出したらその方向は終わりの方角だ。
監獄、病院、すべてマークしろ。戦いのときだ。そしてこれは俺らの宣戦布告だ。
Dreamers imagine ideal future.
Don’t overlook all.
We’ll never just stand back and watch life go by.
▷「これでいいや」なんて楽観的に考えてしまうクセがついている。
見るべきものから目を逸らしちゃあいけない。
ただ呆然と眺めているだけ?そんなことをしている暇は俺らにはない。
We looking down on you from the sky.
So hot our soul melt your hearts.
You are living an empty dream.
Were you contract incurable disease?
No medicine works for you. You are just cowards.
You are just ruined men.
Cowards die many times before their deaths.
You must break up of this fuckin’ loop.
▷俺らは、お前が何を言おうと、同志なんだよ。
だから無理矢理でもその冷めてしまった心、熱く溶かしきる。
ーーお前いま夢もなく空っぽで生きてるんじゃないか?
治療なんてできない病気にかかっているんじゃないか?
救えるのは薬じゃない。だって臆病なだけだからだ。
臆病さゆえに、廃れてしまっている。
臆病者たちは死ぬ前にもう生きる希望を失くしてしまっているんだ。
お前は絶対にこの最悪のループから抜け出さないとダメだ!
Time waits for no one.
Lifes are something that will someday dwindle.
Time waits for no one.
Tears will fall from this world top. Why won’t you understand?
It’s your last turn to notice. Who will help you?
These days you’re better off another casualty.
▷時間は無情にすぎるだけだ。
生けるものはみな決まって終わりを迎えてしまう!
待ってたって何も起きない。
このままじゃどうやったって悲しみは生まれてしまう。心で気付かなきゃダメだ!
今気付くんだ、そうでなかったらいつだって言うんだ?今でなきゃ繰り返してしまう。
いまのお前は誰かを蹴落としてうまくやってるだけだーーー!!!
The wound you carried on is nothing but a weakness.
You can’t deceive us. No time to chose your answer.
You have no right to die for arbitrary. This is your last challenge.
▷弱さ、それは間違いなくお前の傷だ。
俺らにはお見通しだ。答えはもう決まっていてくれ。
無為に生きてちゃダメだ。後ろを見ず征くんだ。
Stop hiding your head in the sand. We are forever alive.
This is where we belong. You have to come back here.
▷見て見ぬ振りをしてんじゃあない。俺らという存在はこれから先永遠に、生き続ける。
この宣戦布告が俺らにとっての要。いつだって“魂此処に在り”だ。
Your life blazes. Your soul cries. This is you at the edge.
Even gods have abandoned you. The hour come.
▷お前は生きている。けれど魂は枯れている。
神様にすら見放されてると思えるだろう。けれど時は来た・・・ただそれだけだ。
When you look back, there’s nothing behind you.
There’s no way out. Ideal never left you.
You walk away from an ideal.
It has disappears far away on the other day.
▷過去を振り返ったって、何もありゃしない。
そこに道はない。理想郷を描くんだ。
今のままではうまくいくはずがない。
いつのまにか消え去ってしまわぬうちに・・・。
The land burns, and the ocean drys.
Seems like both of us came to the end of memory.
The beginning was same.
Are we searching for the same answer?? You can see the end.
▷このままだと世界はどうなる?
行き着く答えははっきりしている。
だから立ち上がろうと決めたんだ。
同じようにやり過ごせるかって!!そんなの終わりが見えてるから。
The wound you carried on is nothing but a weakness.
You can’t deceive us.
No time to chose your answer.
You have no right to die for arbitrary.
This is your last challenge.
▷間違いなく、その弱さがお前をダメにしている。
「間違いなく」、だ。
もう決めただろう。
「生きててなんだったんだ」なんてお前には思わせるか。
いざ征かん!!
Look me in our eyes. You will fight to the death.
Look me in our eyes. We will fight to the fuckin’ death.
▷皆んな、俺の目を見てくれ、本気だ。この身枯れるまでにやりきらせてもらう。
皆んな、俺とともに征こう。終わってしまったらどうしようもないから。
2:ぼくが抱いた想い
2-1:聴き終わってあと、この眼に…
いやぁ、しみじみさせられました。
戦国の世に生まれたと仮定したら、
馬に乗って甲冑を身につけ、
目前に衆をして、声高に叫ぶKaitoさんの姿が目に浮かぶ、
そんな「宣戦布告」でした・・・。
2-2:ぼくにとってグッときたポイント①
特に、
We are forever alive.
という歌詞が心にグッときました。
自分たちはぼくという一人のために、征かんとするわけではないと、
自分たちが打ち立てる金字塔は永遠に残るのだと、
そういう捉え方ができると思います。
2-3:ぼくにとってグッときたポイント②
英語にも多少拙さがあるかもしれませんが、
少々歌詞がぶれてしまっているせいで、
分かりにくさが生じている気がします。
けれどそれすらも、
Vo.Kaitoのアツい想いが詰まっているのだなと思えて、魅力的に思えますし、
困難な状況だけれど、行動を起こして何か変える、ということを
成し遂げねばなぁ!と思わされました・・・。
2-4:ぼくにとってグッときたポイント③
これからが戦いであり、立ち上がらないといけない!
というメッセージももちろん受け取れます。
が、さらに、その裏には、
「俺らが(否、「で」ですねここは)このシーンに挑んでいく」
という気概をもみせつけている、そんな風に感じられました!
さらに、傷ついていく仲間がこれ以上増えてたまるか!
という想いもまた読めてきて、胸の奥に熱い炎を感じました。
2-5:MVについて、一つ。
また、MVでは女性が登場し、
Kaitoさんに手を強く引かれる、というシーンが。
こちらの表現はおそらく、
ファンサイドを「いざ征かん」とする「Our Ways」に
引き入れようとしているのかもしれませんし、
実は和訳の上で参考にさせてもらったシーンです。(微笑)
2-6:忘れちゃダメだって!音楽の方はどうなの!!(怒)
スミマセン!!!
他の部分で熱くなりすぎて忘れかけておりました。。。
さてどんなけすごい歌詞書いたからと言ってもですね?
やってるのは音楽ですから、響く音はどうなのというお話でありまして!
この曲を、「聴かせる」ものにする決め手はですね、
まず
下の方でも登場します、NORTHLANEにさながらの
美しきギター!!!
そして、
聴いていて「あれ?これ聴きやすい・・・」と思わせる
構成
こちらの二つだと僕は考えております!
ギターの音色は、激しい音楽を普段聞かない人にも
十分に推す価値がある(とぼくは少なくとも考えます!)、
麗しの・・・“キラキラ”を音にしたような(!?)
「輝く音色」にご注目あれ!
そして構成・・・
J-POPで「サビ」や「Aメロ」と呼ばれるものがありますが、
ずっとスクリームなのにそれをバックのギターの音色で線引き。
ぼくも激しい音楽は当時入りたてでしたし、
それまで聴いていた楽曲は想いなくカオスを体現したような感じでしたので、
「こんなアプローチがあるのか!」と感動しましたね。
3:海外の反応
3-1:「日本のNORTHLANEを見た。」
NORTHLANEをざっと説明します。
▷オーストラリア発のメタルコアバンド。
簡単にいうとかかっている中で話をしていても気にならない、
環境に溶け込む音楽ジャンルである
アンビエントを取り入れた音楽性が界隈で話題となり、
「Quantum Flux」がスマッシュヒットを記録。
彼らはNORTHLANEから影響を受けていることをインタビューで明らかにしています。
Kaito:オーストラリアのNORTHLANEというバンドが好きで。”NORTHLANEみたいなバンドをやらない?”って。そのバンドの影響でチューニングも下げて、日本でもめちゃくちゃ低いと言われてるバンドより、さらに低いドロップFで演奏してました。
https://gekirock.com/interview/2017/04/paledusk.php
こんな良質なバンド、どこで知ったんやKaito!!
・・・と突っ込みたくなりますが、、、
少なくとも言えることは、
この音楽性を形作るルーツであるということ!
彼らはこの後リリースするCDにおいて、
独自のメタルコアを展開していますから、
この時点でNORTHLANEと同様の楽曲を創れているところからも
その技量が見て取れるかと思います。
3−2:「ライブでこの曲をやってて、うちのめされたよ。」
そう!彼らのライブはアツい!そして、
重ねるごとに進化の軌跡が見える・・・、そんな姿をみせてくれます。
また、ファンサイドからも着実に愛されています。
その証拠に、YouTubeやtwitter上には自前のライブ映像も上がっています。
3-3:めっっっちゃええーーー!!!
ものすごい露骨に褒めてはる方も。(笑)
4:・・・訳してみて。
ご覧いただきありがとうございます!
「いつだって“魂此処に在り”だ。」
なんて「お前どないしてん!!」って感じですよねぇ・・・。
ぼくも少々臆病者です。
ちょっと怖いな〜と思いつつ投稿しました。
ど正直に申しまして、、、批判とか・・・コワイデスネ–…
けれど立ち向かいます!
ぼくも金字塔打ち立てるために!
「ラウドロックの庭」を造り上げ、界隈をもりあげるべく、
ろっきぃ目線でどんどん記事を書いていきますので、
どうぞこれからもよろしくお願いします!!
あなたの意見・解釈、この記事への感想など、お待ちしております!
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